ブロックチェーン技術

仮想通貨は「ブロックチェーン」と呼ばれる技術が採用されています。
一度は耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?
ビットコインの生みの親ナカモトサトシが2008年10月31日に論文として発表したものですが、
「消せない、改ざんできない、盗めない、そして、誰にも止められない」という、画期的な技術です。
ブロックと呼ばれる順序付けられたレコードの連続的に増加するリストを持ち、
理論上では一度記録すると、ブロック内のデータを遡及的に変更することはできないという
デジタル界のイノベーション技術です。

ビットコインは安全資産として考えられています

ギリシャの金融危機にギリシャの人々は預金の引き出し制限がかかり、自国の通貨を引き出せなくなりました。
そんな中、BTCのATMだけは通貨を引き出すことができたのです。
ビットコインへ資産を移していた投資家のみ生活難を逃れられたというニュースが世界中で流れました。
その影響でビットコインの価格は大きく上昇し、各地にビットコインのATMが作られるなど、
普及が加速していったのです。

マイニングで発行されるビットコイン

ビットコインは「マイニング」と呼ばれる作業で、成果をあげたユーザーに対し
成果報酬としてビットコインが発行される仕組みがあります。
マイニングとは、ブロックに格納されたビットコインの取引履歴の正当性を確認する作業のことです。
正当性を確認するためには膨大な量の計算を行う必要があります。
1つのブロックについて最初に計算を終えて正解を見つけた人に対して
12.5BTC(2018年2月時点)が付与されます。
ビットコインで支払いを行ったり売買したりする人と
その履歴を検証して報酬をもらう人で成り立っているのがビットコインシステムだといえます。

ビットコインの価格はどこまで上がるのか?

これが正確にわかる人は存在しません。
100%上ると断言する人は詐欺の可能性もあるので注意しましょう。
しかし、ビットコインは世界中多くの人から期待されていますので、その一部を紹介します。

・BitGoの「Jameson Lopp」氏
BitGoのソフトウェア・エンジニアであるJameson Lopp氏は、
過去の価格推移から計算し毎日0.42%の平均レートで増加すると考えるなら、
2020年までに250,000USD/BTC (2750万円/BTC)程度まで価値が上がると語っています。

・ビジネスインサイダー「Henry Blodget」氏
ビジネスインサイダー社CEO「Henry Blodget氏」は
ビットコインの価値は100万ドル(1億円)まで上がるという発言をしています。

ビットコイン投資のメリット

ビットコインは2100万枚と枚数制限があり、新しく発行されるなど増える事はありません。
発行される枚数に限りがあることから「金」と同様に例えられることがあります。
しかし、「金」以上だとも言われています。
その理由は、様々な投資資産は現金化しなければ使うことができませんが、
ビットコインは各地にATMがあり、法定通貨に換えることができるからです。

日本でも決済導入店舗増加

日本でもビックカメラを初めとした大手企業がビットコイン決済を導入しています。
ビットコインなどの仮想通貨は、この流動性が最強のメリットだと思われます。
小国の通貨に匹敵するほどの規模まで成長してしまったビットコインは、
すでに誰にも止めることはできません。
全世界に7000以上あるノードを同時に破壊する事は不可能ですし、
インターネットが繋がれば使用できるわけですから止められるわけがないのです。